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氷が溶けるまで。【中原中也】

第13章 4年前の任務


----数日後

「はぁ!?彼奴から一言も聞いてねぇぞ!!」

俺の声が会場に響き渡った。


ことの始まりは、今日の任務だ。

パーティーに首領が出席するので、その護衛に俺、、太宰の3人がつくことになったのだ。

は養女ではあるが、首領の娘だ。
近くにいても怪しまれない。

俺と太宰は一般人に紛れ込む形で護衛することになり、先に会場で待機をしていた、

太宰「ふふ、ちゃんまだかなー」

「うるせぇ、もう時期来るだろ。」

会場内がざわつき始めた。

「はぁ、、、。またかよ。」

が来たのだ。
毎度のことだが、やはりいい気はしない。

が他の男の目に入るのが嫌なのだ。


太宰「わぁ、今日のちゃんは一段と大人っぽいじゃないか!」

太宰の言葉で自然とに視線を送る。

「ッ/////」

そこには身体のスタイルがよく判る真っ黒のドレスを纏った彼女がいた。

おまけにチューブトップタイプのドレスなので、肩や鎖骨、谷間まで見えるではないか、、、。

気が付けば、少女から女に成長していた。

だが、気になった。
今日はお色気作戦ではないはず、、、。

何故こんな格好なのだろうか?

太宰「獲物が食いついてきた。」

太宰の言葉に我に返った、と首領と親しげに話す人物。

「??金城組の長と息子じゃねぇか。」

金城組、うちと銃器の取引をしている組織だ。
別に不自然ではない。

太宰「さぁて、ちゃんの出番だ。」

と金城の息子、金城ヒロトは突然会場を出て行った。



「おい、糞太宰。説明しろ!!」




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