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氷が溶けるまで。【中原中也】

第10章 快楽と云う名の猛毒。


森「中也くん、身体の調子はどうだね?」

「ご心配おかけしました、問題ないです。」

森「それは善かったよ!」

白石の親は先代の首領によって殺されたそうだ。
今回の目的はポートマフィアへの復讐。

目的は最初からだった。
首領の大切なものを奪いたかったようだ。

何処かしらでギルドの残党と鼠に出会ったのだろう。
主にフョードルが計画を立て、白石とギルドの残党達が動いていたようだ。

俺が狙われたのは、から距離を離す為だろう。
そうすれば隙ができるからだ。


結局、を殺すことには失敗した。
の異能力を狙ってであればまた狙われる。

フョードルはの異能力を使って何をする気なんだ。

早急にフョードルを捕まえなければならない。

首領曰く、またすぐに奴らは動くだろうとのこと。

その時は必ず捕まえてやる。


白石は姐さんによって処刑されたそうだ。

を傷つけたこと、俺を狙ったこと。

かなり姐さんはキレていたそうだ。

幹部が直接処刑をするなんて滅多にないことだ。


「首領、、、」


俺は首領にあることを伝えた。

首領は驚いた顔をしたが、真剣な顔つきになった。

森「中也くん、君には伝えておかなければいけないことがある。ちゃんのことを、、、。」

そして告げられた、の真実。

あまりの衝撃に息をすることを忘れた。

森「それでもちゃんと一緒にいてくれるかい?」

俺の答えは決まっている。

「はい、勿論です。俺はのそばにいたいんです。を守り抜きます。だから、、、、。」

森「そうかい、なら君に託そう。中也くんちゃんを、私の可愛い娘を頼んだよ。」

優しい表情になる森。


「はい!」


部屋を出る中也の背中を見つめる森の表情は父親のようだった。





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