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氷が溶けるまで。【中原中也】

第10章 快楽と云う名の猛毒。


-----7年前

の研究資料を目に通した。

もっと苦しめて彼奴らを殺せばよかったと何度も思った。

14歳の少女にはあまりにも酷い現実だった。

は目の前で両親を殺された後、すぐに研究所へ連れてこられたそうだ。

その後の治癒能力の実験が行われた。

あまりの回復ぶりに実験の残虐さは日に日に酷くなった。

は何度も何度も奴らに殺された。

そして俺たちが助けに行った日、彼女は力を制御出来なくなり全てを凍らせた。

あの太宰でさえ、の研究資料を目にした時は顔を歪ませた。

太宰「生き地獄だ、、、。」


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「それが関係すんのか、、、?」

太宰「ああ、大いに関係する。」

太宰にの異能力を教えた。

太宰「なるほどね。かなりまずい状況だ。急がなくては。」


「だからどういうことなんだ!!」


太宰の言葉に言葉を失った。


太宰「ちゃんは殺され、新しい彼女に生まれ変わらせられる。」

「誰が、、、そんな。」


太宰「魔人だよ。何処かで彼女の異能力を聞きつけたんだ。ちゃんの記憶を全て消し、操るつもりだ。」

「っ糞!!目的は一体なんだ!!」

太宰「それは私にも判らない、でも急がなくては!」


タイミング良く太宰の電話が鳴る。

太宰「"判りました、ありがとうございます。ええ、お願いします!"中也、判ったよ。ちゃんの居場所。」

「何処だ!!」




太宰「今のちゃんが生まれた場所だ。」






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