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氷が溶けるまで。【中原中也】

第10章 快楽と云う名の猛毒。


「はぁ!?は手前らと一緒じゃねぇのか!?」


太宰「さっきの男を尋問中にね、彼女の携帯が鳴ったのだよ。電話を切った後、慌てて部屋を飛び出してしまってね。電話の主は君だね?」

白石「ええ、中也さんを預かったと云ったらすぐに来たわよ。簡単に捕まえれたわ。今頃玩具にでもされてなければいいわね」

「手前、ぶっ殺されてぇのか!!」

太宰「ちゅーや、落ち着いて。そんなにカリカリしてたらまた小さくなるよ?」

「手前は後でぶっ殺してやる」

太宰「それで?ちゃん誘拐計画を立てたのは誰かな?」


白石「ふふ、さぁ?」


太宰「ッ!中也、行くよ。ちゃんが危ない。」


??「中也さん!!」

「芥川、此奴を連れて行け!」

タイミングよく現れた芥川に白石を渡す。

部屋を飛び出すと太宰は走りながら電話をした。

太宰「乱歩さん?至急ちゃんの居場所を特定してほしいです。かなり危険です。」

太宰の焦りようが尋常ではない。

「おい、太宰どーいうことだ!説明しろ。」


太宰「中也、大体察しはつくのだけどちゃんの"本当の異能力"はなんだい?」


の"本当の異能力"は俺と首領しか知らない。


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