第10章 快楽と云う名の猛毒。
与謝野「なるほどねぇ。それで彼奴が浮気したと?」
『なにかの間違えかもしれないんですが、あの光景を見てられなくて、、、。』
与謝野「、ちゃんと話な。何かの間違えかもしれないんだろ?」
『はい、、、。』
与謝野「まぁ、今日は妾ん家に泊まんな。明日任務後に話せばいいさ。」
『ありがとうございます。』
携帯を開くとすごい量の着信とメッセージが入っていた。
今日は与謝野先生の家に泊まることと、明日話したいとメッセージを送った。
すぐに返信がきた。 "判った"の一言だった。
中也はいつもどう思っているのかな、、、。
もしかして嫌われてしまったのかな。
不安でいっぱいだった。
与謝野「そんな顔するんじゃないよ、美人が台無しだ。ほら、今日は付き合っておくれ。」
そう云って、お酒をグラスに注がれる。
与謝野先生は姐さまのような人だ。
中也のことで頭がいっぱいだったけど、与謝野先生のおかげで元気が出た。
明日ちゃんと話そう、、、、。
お酒を呑んだこともあり、案外すんなりと眠ることができた。
----翌日
白石「あの、、、昨日はすみませんでした。」
俺に頭を下げる白石。
おそらく昨日のことだろう。
「いや、ただ白石の気持ちには悪いが答えられねぇ。」
白石「はい、なんとなく、、、。判っていましたから。あの、さんは?」
「任務後話す。それよりも今からの任務に備えろ。」
白石「はい!」
昨日は久しぶりに1人で眠った。
否、眠れなかった。
頭の中ではのことしか考えられなかった。
俺も気持ちを引き締める、これが終わったらちゃんと話すんだ。