• テキストサイズ

氷が溶けるまで。【中原中也】

第10章 快楽と云う名の猛毒。


を必死に追いかけた。

然しには追いつくことが出来ない。
彼女の身体能力は非常に高いのだ。

糞っ、、、。


先程の出来事を思い出す、、、。

-------

白石「よいしょ、、、。」

「おいおい、大丈夫か?」

かなりの量の本や書類を運んでいる白石。

白石「はい、大丈夫、、、あっ!」

「おいっ!、、、うわっ!」

咄嗟に身体が動いたが、本に躓いてしまい白石を押し倒す形に、、、。

目の前には白石、慌てて距離を取ろうとすると襟を掴まれそのまま唇が重なった。

その時だった。

『中也、、、?』

今1番この光景を見てほしくない人物に見られてしまった。

大きな瞳が揺らめき、その場から走り去るを追いかけようとするも白石に手を掴まれる。

白石「私じゃダメですか、、?」

「悪いが、しか無理だ。」

白石の手を振り払いを追いかけるも、後ろ姿は小さくなっている。

叫ぶも、走り続ける。

そして見失った、、、。


「糞っ!出ねぇ、、、。」

何度電話しても出ない。

電話に出ろとメッセージを送っても無視。

やっと返ってきたメッセージには、、、、


"今日は与謝野先生の家に泊まる。明日任務後に話したい。"


「チッ。、、、、、。」

きっと今無理矢理連れ戻しても無駄だと思い、了承した。

先ほどのの顔が頭に焼き付いて離れない。

あんなに悲しそうな目をさせたのは間違えなく俺だ。


明日ちゃんと話そう、誤解であると、、、。



俺はしか愛していないと。




/ 259ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp