第10章 快楽と云う名の猛毒。
を必死に追いかけた。
然しには追いつくことが出来ない。
彼女の身体能力は非常に高いのだ。
糞っ、、、。
先程の出来事を思い出す、、、。
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白石「よいしょ、、、。」
「おいおい、大丈夫か?」
かなりの量の本や書類を運んでいる白石。
白石「はい、大丈夫、、、あっ!」
「おいっ!、、、うわっ!」
咄嗟に身体が動いたが、本に躓いてしまい白石を押し倒す形に、、、。
目の前には白石、慌てて距離を取ろうとすると襟を掴まれそのまま唇が重なった。
その時だった。
『中也、、、?』
今1番この光景を見てほしくない人物に見られてしまった。
大きな瞳が揺らめき、その場から走り去るを追いかけようとするも白石に手を掴まれる。
白石「私じゃダメですか、、?」
「悪いが、しか無理だ。」
白石の手を振り払いを追いかけるも、後ろ姿は小さくなっている。
叫ぶも、走り続ける。
そして見失った、、、。
「糞っ!出ねぇ、、、。」
何度電話しても出ない。
電話に出ろとメッセージを送っても無視。
やっと返ってきたメッセージには、、、、
"今日は与謝野先生の家に泊まる。明日任務後に話したい。"
「チッ。、、、、、。」
きっと今無理矢理連れ戻しても無駄だと思い、了承した。
先ほどのの顔が頭に焼き付いて離れない。
あんなに悲しそうな目をさせたのは間違えなく俺だ。
明日ちゃんと話そう、誤解であると、、、。
俺はしか愛していないと。