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氷が溶けるまで。【中原中也】

第9章 初めての感情。


中也との口付けに身体が反応し始めた。

昨日もあんなにシたのに、、、、。

身体は中也を欲する。

太腿に中也のモノが当てられる。

私も欲しくて堪らなかった。

中也の首に手を回すと再び唇が近付いてくる。

あと数ミリで重なる、、、。




コンコンとノック音が部屋に響く。


お互い動きを止める。


紅葉「中也、、いるかぇ?」

声の主を聞いて、慌てて中也から距離を取る。

姐さまだ。

中也「はい、います!姐さん」

中也も慌てて返事をする。

紅葉「、久しいのぉ」

互いに服も乱れていなかったこともあり、上手く誤魔化せた。

『姐さま!お帰りなさい、今日は報告の日なので。』

紅葉「探偵社はどうじゃ?鏡花は元気かぇ?」

『はい、毎日勉強です。鏡花ちゃんもとても元気にしています。』

紅葉「そうか、善かった、、、。」


「っで、姐さん何かありましたか?」

紅葉「そうじゃ、鴎外殿が2人を呼んでおってのぉ。例の件で。」


『例の件って、、、?』


今ヨコハマではプレジャードロップという違法薬物、通称PDPが流通しているらしいのだ。

飴のようなもので、一粒で意識障害、幻覚作用などを起こす。

つい最近PDPが原因で死者が出たとのことで、ポートマフィアが動くことになった。

然し、調べていくうちにPDPをばら撒いている人物は"新ギルド"を名乗っていると突き止めたのだ。

ギルドの残党達が再結成した可能性もあるが、幹部クラスの人間はうちが監視しているが動きはない。

資金源などもあるはずがない、、、。
誰かが手を貸している可能性が非常に高いのだ。


キングと呼ばれる者が新ギルド長らしいのだが、正体不明。

今回の任務はその正体を突き止め、組織を早々に壊滅することらしい。



だが、何故私まで首領に呼び出されたのかは判らない。






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