I’ve been thinking about you.
第6章 シャラナヤ ライオさん
何故今浮かんだんだ?
夕焼けの中佇むアリアがいたから?
「·····」
「ライオさん?」
「今日は眩しくないかい?」
「眩しいですけど、ちゃんと顔を見ないとなって···//」
「夕焼けにアリアが反射すると髪色も瞳も染まるんだな。綺麗だよ」
ドキッ
「ライオさんは···ずるいです」
「何かしたかな?(こうするとほんとに小さい魔法使いだ)」
母の帰りをずっと待ってる子供のように
「···ライオさんには奥さんやお子さんがいるとオーターさんから聞きましたので··あまり他の子達に··ファンサは··」
すっ··
「···ライオさん···?//(頬に手)」
「ひとりは寂しかったかい?」