I’ve been thinking about you.
第6章 シャラナヤ ライオさん
きゃっきゃっ
『ゆうやけ~お母さん、お父さん!』
『夕焼けって好きよ。明るいオレンジと赤が混ざりあって漆黒の夜に繋がる』
『お母さんの髪色も夕焼けと同じだよね!』
『そうだな。母さんの髪色はとても綺麗だな··弱き者に手を差し伸べる優しい魔法使いさん』
ばしっ
『もう!お父さんったら~~~!』
『どえっ!』
『アリアもお母さんになれるかな!』
『そうだね~~いつか✿✿✿✿』
そこから何て言ったんだっけ
思い出せないや。その後に母さん達は仕事で別の国に行ったんだ。
「··あれは、アリアじゃないか」
「あっ。ライオさん」
「ーーーー!(瞳が夕焼けに当たって)」
『ライオくんの魔法は光の魔法なんだね、凄く暖かいよ』
『だってオレだもん!魔法使いさんの瞳みたいでしょ!』
『そうだね~~今は夕焼けで色が反射してるからライオくんと同じ魔法だね』