I’ve been thinking about you.
第15章 世界が壊れた音 オーターさん
「この先もずっと一緒?離れない?」
気づいた時、私は子供から成人に戻っていた
あの日のように
涙を流すアリアではなく
優しく微笑むアリアがいた
「立派になったね~、うんうん♪」
「僕は、私はまだ子供です···」
「オーターくん、いいえ···神覚者オーターさん」
「はい··」
「指輪の意味調べてね。私はずっとずーっと一緒にいるわ」
「アリア···」
「·····」
ぐいっ···
『·····』
海と空が離れなくて
離したくなくて
一瞬だけど長い時間、
口が触れた
そして離れた時に
アリアはこう口を開いた
『愛してます、オーターさん』