I’ve been thinking about you.
第12章 世界がこわれる音がした ワースさん
「あ··貴方は··誰だ··」
「僕はとある魔法使いだよ」
ふぁさ···
「···っ」
フードが外れた時初めて素顔を見た
「青い空··に夕焼け空」
「ワースくん。君は家族に縛られなくていいんだよ、君の道を探すんだ!」
「俺の··道··?分からない。ずっと親父の言いなりだったから」
「なら、僕と旅をしようか!」
「えっ」
「僕の思い出を巡る旅に行かないかい?色んな景色を見てワースくんの道を見つけよう!おー!」
スッ…
「魔法··(暖かい)」
なんだろ
誰かを思い出す
『ワースさんは。頑張ってるのを私は知ってる、だからもう縛られないで』
「···アリア··?」
「ーーー···」