I’ve been thinking about you.
第10章 つかまえた イノセント·ゼロ
スッ…
「·····(密かに魔力を感じる)」
花畑を魔法で広げ
『おやすみなさい··漆黒の神(死神)よ』
と涙を流していた映像が流れた
そしてその魔法使いは後ろを向き
『✿✿✿の幸せが巡りますように··』
「えっ」
私に向かって話してきた
杖を下げて顔を上げるが目の前には誰もいない
そこにあるのは静かに揺れてる
エキナセナの花だけだった。
✿✿✿
「最近お父様ずっと小瓶見てるよな~」
「あの小瓶はお父様が作られた魔法ですか?」
「いや。貰い物らしい、普通なら簡単に捨てるのに小瓶だけはずっと持ってる··あれが眠くなる魔法か」
ちらっ
(空色のような液体だ)