I’ve been thinking about you.
第10章 つかまえた イノセント·ゼロ
「地道に探すとするよ。···最悪息子達も使う方面でね、またね···校長先生」
しっしっしっ!
「こっから帰れ!!」
(確かに彼奴が言うのも納得じゃ)
ワシも、あの瞳に惹かれてしまった··それに
✿✿✿
『アビス君よ。少し席を外してくれぬか?アリアくんに魔法を掛けるからの。』
『わかりました』
パタン···
シュウゥ···
『アリアくんよ··君はあの日見た死神に似ておる』
深い海と清らかな空に優しい暖色··。
宙を舞う其れはいつまでも忘れられなかった。
サラッ。
『君は、あの時初めて魔法を使った。··いや正確には2回目じゃな』
眠る死神にワシは···若返った姿で···