I’ve been thinking about you.
第10章 つかまえた イノセント·ゼロ
「惚れた··?それはワシには関係ないが。だがもう処刑はあれが最期じゃった」
あの日落ちた魔法により
恐れを成した魔法界は再度死神達を処刑してはならないと決めたのじゃから··いや、それよりも何故子奴は··
「知ってるよ、だから生き残りを探して私の妻にしたいのさ」
「···何故妻」
「完全な私になるなら完全に最凶と呼ばれた一族がふさわしいだろ」
「···今どこにいるのか分からん(まさか、アリアくんを?あの子は学生じゃ、それに···)」
まだ力は完全体じゃない
「だから探してるのさ、一度見かけたんだよね。紛い物の死神を」
「ーーー!(アリアくううん!)」
「見た目は同じだけど、ただの紛い物だった。···でも引き寄せられてね」