第7章 大切な日 * 緑間真太郎
結局…
高尾「いっただきまーす!」
緑間「…いただきます…」
…食べる事にしたのだよ。
食べ物は粗末にしてはいけないからな。←
高尾「…にしても、真ちゃんラッキーだよな〜!」
緑間「…?何故だ?」
高尾「…はぁーーっ!?ちゃんの料理だぜ!?」
緑間「だからどうしたのだよ。」
高尾「な…!……はぁ……。まぁ。これが真ちゃんなんだよな…」
半ばあきれ顔で高尾に言われた事に腹が立ち、キレイに詰められた弁当の中から卵焼きを選び、口に入れた。
緑間「…!」
……素直に……美味しかった……のだよ。
…母親が作る料理とはまた違った優しい味だった。
高尾「どーよ?w」
ニヤニヤしながら高尾が聞いてくる。
緑間「…ふん。まぁまぁなのだよ。」
高尾「ふ〜ん…」
……この後、「真ちゃーん!ちょっとちょうだーい」と言ってきた高尾に、俺が弁当を渡すことはなかった。