第3章 素が1番 * 火神大我
この変なやつとは、最初から知り合いだった訳じゃねぇ。
寧ろ無関係だった。
だが、嫌でも知る時が来た。
それは、文化祭の時……………
司会者「次は、演劇部の発表です!」
パチパチパチパチ………………ッ!!!!!!
その時、最初に舞台に出てきたのがだった。
俺より身長もちっさいし、どこにでもいるような女子だと思った。
でも………あいつは違ったんだ。
大勢の観客の前で堂々と演技し、表情や動き、細かな仕草などまでが俺を魅了した。
今考えれば………最初は俺の一目惚れだったんだよな。
うわっ…!思い出すだけで恥ずいっ!←