第3章 素が1番 * 火神大我
その舞台の後、あいつがよく目に付くようになった。
…………まぁ。いろんな意味で…だが。
最初は廊下で。
あいつの姿が見えたから目で追ってみたら……………
「わぁっ!」
ヘブシッ………
………何もねぇ所で転んだ。しかも顔面から。
次は職員室で。
俺の横を通り過ぎた後に先生にぶつかって…………
「どわっ!」
ドシンッ………
………またまた転んだ。おまけに持ってたプリント全部ばらまきやがった。
の第一印象···スゲェやつ。
→ただのどんくせェやつに変わった。
遠い存在に感じていたが、たちまち親近感が湧いた。←
その少し後、あいつが俺に告白してきた。
んで、今は付き合ってる。
「たいちゃん大好きー♡♡♡」とかいつも言ってる変な奴だけどな。←