第8章 ※過去Ⅰ
そこからは苦難の連続だった
一応病院での治療が終わり家に戻ったのはいいものの
あの出来事を思い出してしまい
[おえ………]
[…!?大丈夫…!?]
[う……うう………]
嘔吐する
[は………はぁはぁ……]
[ま……た………]
夢に出てきて眠れない
[っ……痛い]
頭痛がする
[…!!]
[大丈夫よ…!…!震えなくても大丈夫よ…!]
何か物音が聞こえると震えがでてくる
私はPTSDになっていた
当然だけど学校になんて行けるわけもない
いじめの影響なのか動けない事が多くなってしまったため心療内科に通うことになった
薬をもらったけど副作用が出て中々慣れない
辛くて辛くて辛くて
しょうがなかった
どうしてわたしばかりこんな目に遭わなきゃいけないんだろうとも思ったこともある
それでも家族の支えのおかげで少しずつではあるがよくなりはじめた
ご飯も食べれるようになったり体も重い日が徐々になくなり始める
家族がいなければ今頃どうなっていたのか感謝しかない
この様子だと前のような私に戻るのも時間の問題かと思われていた
けれどその思いは泡松に消える
再び私は絶望を味わってしまうから
それは