第45章 ※激情Ⅱ
[梶さ……]
と言おうとしたのも束の間お腹にぐりとした触感が広がる
わざとではないのは理解はしているけど気になって仕方ない
[……気にするな]
[…………………は…はい…]
ドクドクと脈が打っているのが伝わる
これが意識せずにいられるだろうか
私の身体が変に敏感なせいか
欲しい欲しい
と身体の奥から疼いている
待ち切れないのだ 中に入れて欲しくて
(……………ぅぅ…)
まるで条くんだけで飽き足らず手当たり次第なんでも食らい尽くす獣のよう
私は男の人だったら何でもいいのか
自分に幻滅している けれど
"楽になりたかった"
今日体験したことはすべて夢だと告げて欲しい
記憶を上書きしてほしいほどに
[お前が楽になれればそれでいい…]
[すこしよくなったのなら…]
彼が気遣いの言葉をかけているらしいけどまったく耳に入らない
[…………?]
彼のパーカーの裾をぎゅっと握りしめる
まるでこれが答えかのように
[…………?]
[……………っ!]
梶さんの驚く顔がはっきりと明確に見える
引かれるのは目に見えてるけど
[く…く…ださい…]
[梶さんの……私の中に…]
固くなった肉棒に秘部を擦り付けながらそう答えていた