第4章 成長
[紹介するわね♪]
[橘ことはっていうの♪15歳♪]
[初めまして橘ことはです]
[紹介したかったのはこの子なの♡]
[あ、は、初めまして…]
椿ちゃんのことだから変な人(言い方は悪いだろうけど)は紹介しないだろうけど
まさか年下の子だとは思わず拍子抜けしてしまう
一体どういうことなのかわからず椿ちゃんの顔を見るとニコニコしたまま
すると橘さんのほうから近寄り
[実は私………]
[さんとお友達になりたくて…!]
まさかのお申し出だった
[え…??は…はい…??]
(え??どうゆうこと???)
(お友達……?友達…??)
頭が処理しきれてなくて単語が木霊している
見兼ねてなのか椿ちゃんが助け舟に入ってくれた
[あ〜、えっと…説明するとね]
[た〜まにここでお買い物するでしょ?]
[あ、う、うん…するね…]
[それでことはが見かけて]
[すごく綺麗な人だって話しかけたかったらしいのよ]
[ことはから話聞いてたらのことだったのよ]
[だから今度会うけど会ってみるっていったら]
[目をキラキラさせていうものだから紹介しようかと思って]
[でもごめん〜!黙ってたのは悪かったわ…!]
手を顔に合わせて申し訳無そうに謝られる
(そういうことだったのか……)
(でも?え?綺麗ってどこが?)
突っ込みたいことは色々とあるけれどある程度事情は飲み込めた
けれど
(友達だなんて…)
この事に関しては呆然とせざるを得なかった