第4章 成長
[それじゃあ行ってきます〜!]
[ほんとに大丈夫なのか…?付き添うぞ?]
[大丈夫だよおじいちゃん何かあったらすぐ逃げるし…]
[それに椿ちゃんいてくれるから…!]
[ 本当に気をつけてね…?]
[うん!ありがとおばあちゃん]
なんでこんなに心配されてるかというと私はこれからまこち町に向かうからだ
まこち町は前は治安がよくなくて近寄るのも憚れていたけど今はそんなことがなく平和そのものだ
それも風鈴高校の生徒という私よりも年下の人達のおかげだ
確か梅宮さんという人が総代になったからと聞いている
今から椿ちゃんと会う約束があってそれと少しお買い物をしなきゃいけない
椿ちゃんは風鈴高校の生徒の一人で強くて可愛い私の友達だ
1年前にはなるけど
柄の悪い人に絡まれていた時に助けてくれた
綺麗な女の人だと思っていたら男の子と気づいた時は少し驚きはしたけど性別だとかそんなの関係なかったし仲良くなるのに時間がかからなかった
それにこんな私とお話してくれるから
最初は中々緊張して上手く話せなかったけど今ではたくさんのことを色んなことを話せるようになって
久々に椿ちゃんと予定があったので数時間だけだけど会えることになったのだ
(本当…楽しみ…!)
子どものようにウキウキしていてお気に入りの綺麗なイヤリングを身に着ける
月とクラシックブルーの花が特徴的なデザインで金色の細工が施されている
最近買った中でとても好きなものだった
[それじゃあいってきま〜す!]