• テキストサイズ

太陽が咲くまで[前編]

第25章 オリへ


[うーん美味しいぃ〜!もう少し飲みたいなぁ…]

[こらぁ〜ちょーじぃ…これ以上はだめだよぉ]

[え〜いいじゃん!亀ちゃん!]


瓶ラムネを早くて飲みきってしまったみたいで物足りないのかもう一本のみたいようだ
けれど生憎持ってきたのは2本だけ申し訳ないけど我慢してもらう他ない

[う〜んごめんね…瓶ラムネそれしか持ってきてなくって…]

[あ〜…そう…なんだぁ…じゃあ我慢するね!]


私の言葉を聞くとしゅんとした顔つきになるものの


[その代わりお茶はあるから…]


と代替案を出すと


[あ〜!じゃあそれにする〜!]

[もう…ちょーじぃ…]


[なんでもいい…?条くんは?]


[俺はぁ暖かい緑茶で…]

[あ!じゃあ俺も亀ちゃんとおなじー!]


[はーい待っててね〜!]


(かわいいなぁ本当に…)


早く飲ませてあげよう 駆け足で台所にいく
緑茶のティーバッグがあったので棚の中を覗いてみると

(あれ…切らしてたのかな…いや…)

いつもの置いている場所にない
そういえばおばあちゃんが今日あたり買ってきたみたいだったから無いことはなかったはず


(って……あった!)


奥の方にこっそりと隠れていたようだ
手を伸ばしてみようとすると


[お茶ってこれぇ?]


[ひゃ…!]


大人な低い声が耳元で囁かれる
誰かと思ったら条くんがティーバッグの袋を取ってくれたようだ

[条くん……驚いちゃった…]

[ごめんねぇ〜…そんなびっくりさせることしたつもりはないんだけど]

頭をかきながら申し訳無さそうに言ってくれる

[ううん…!気にしないで…!私が声出しちゃったし…]

[とにかくお茶出し手伝うよぉ〜]

[え、手伝ってもらったのに…!]


また手伝ってもらうなんて流石に申し訳ない
けれど手際がいいのかマグカップやら急須やら準備していく

(ど、どうしよ………)


私がワタワタしていて遅く感じたのだろうか丁子くんも来て


[ねぇねぇお姉ちゃん]


[うん?どうしたの…?]



もしかして違うのがいいんだろうか
耳を傾けると




[亀ちゃんとお姉ちゃんって付き合わないの?]
/ 497ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp