• テキストサイズ

太陽が咲くまで[前編]

第24章 番外編➀ 困惑


[椿ちゃんSide]

(ど、どういうこと……………?)

まさかこんな風にされるなんて思いもしないもの
頭が追いつかない
ただその場は彼女の名前を吐き出すしかなかった
だめと言った途端その表情は妖艶そのもの

(綺麗…だわ…惚れ惚れしちゃった)

がこんな表情をするなんてと驚いたのも束の間
何を言ったかと思えば駄目だよなんて言い方が可愛くて仕方がなくて

(もう……やだわ…ふ…ふふふ…)

(駄目だなんて……もう…)

(子どもみたいじゃない…)


コロコロ変わって本当に飽きない
申し訳ないけど笑いを抑えられそうになさそうでつい

[ふ……ふはははは]


我慢できず笑ってしまう
彼女は不機嫌そうな顔をしていたけど私にとっては重苦しかったのが一気に解き放たれたように感じていてさっきまでの陰気くささはなんだったんろうかと


(はぁ〜……本当に…)

(あなたって……)


そういう意図ではないのはわかっているつもりだし自覚はないのだろうけど本当に敵わない
彼女のこういう所が好きでたまらないのだと気付かされる


(…………ってあら……?)


笑っていたらの表情が真剣なものに変わっているのだと気づく
私が笑ったのを見て話せるタイミングだと思ったみたいでお祭りにいった男の話をし始めたのだ

あんな態度をとったから誤解を解きたかったようで私が思っているようなことはしてないから安心してほしいと

詳細は言おうとしたのかわからない
なんて説明しようか悩んでいるようだったから



私は





(………………………)


(…………………)





信じるしかないと思った
/ 497ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp