第24章 番外編➀ 困惑
[椿ちゃん………?]
どうして謝るんだろう
申し訳ないけど今日は色々なことが起こってしまってさすがに頭がこんがらがってきた
(ど…どうしよ…)
悩んでいる間間髪入れずに言葉が降ってくる
[…………その…]
[あーし…その男がに何かしたんだろうと思っちゃって……]
[早とちりみたいだったわ…本当にごめんなさい…!]
[つ、椿ちゃん…頭下げて…!]
そう言うものの中々頭を上げようとしない
(そういうことだったんだ…)
やっと椿ちゃんの行動に合点がいった
私が空元気でいたから何が条くんからされたかもしれないと思ってしまったんだろう
いじめのようなことでもされてしまったのかと色々と考えさせたようだ
(しっかり言わないから…)
友達を悩ませてしまっていたんだ 私
知らず知らずになんてことを
(こんな傷まで…させちゃって)
人と関わると自分は本当に不器用になってしまう
迷惑かけたくないし、心配させてもとか気遣ってばかり
けれどこの人は
[何かあったら相談してね]
失念していた
ことはちゃんと一緒に言われていたのに
いつものように話せばこんなことにはならなかったはず
だったら
今行動するしかない
[…………椿ちゃん]
彼女に呼びかける