第24章 番外編➀ 困惑
嘘 どういうこと
あまりにも唐突なことに固まってしまう
どうして額に
(き、キス………???)
訳が分からず
[つ、椿…ちゃん…]
驚いてつい彼女の声を呼んでしまう
[落ち着いたかしら ]
[え………あ……]
落ち着いたというかこれは
(て…照れちゃう……)
顔がブワッと熱くなる
挨拶代わりにハグはあったけど流石にこれは
友達であったとしてもやり過ぎな気がしてしまって
(けど………)
流石にこれはどうしたらいいんだろう呆然としていると
[]
[あんたとお祭り行った男は]
[あなたを悲しませるような奴じゃないのよね]
(え…どういう…)
急に何を言うのかと思ったが気迫に迫った顔だ
こんな椿ちゃんを見るのは初めてなような気がする
けれどなんだか怖い 怒っているのか冷ややかな印象を受ける
それに条くんの事を言っている なんでという思いが強かったのは否めないが
[う…んそうだよ……]
椿ちゃんの意図はわからない
けれど彼は誰が何を言おうとも私にとっては信頼できる人だ
それは曲げたくない
またもや辿々しいがきっちり答えるべきだと思い口にしたのだ