• テキストサイズ

太陽が咲くまで[前編]

第23章 誤解


[十亀条Side]
俺が声をかけてみるといること自体がありえないような表情をしていて動揺しているように見える

もしかして具合でも悪かったのかなぁと思ったけどそうでもないようだ

ちなみにちゃんが返事を返すとき噛んでいたように見えたけど気のせいだろうと思って聞き流したけど
ほっとしたようにしていたからたぶん噛んでたんだねあれそこが可愛いんだけど

久しぶりとはいったものの彼女に声をかけたら俺が思いのほか緊張しているようでたどたどしい

それにちゃんが固まってしまい反応もしないし
どうしたんだと思った矢先


俺の胸に飛び込んできた


(え……えぇ……?)


何が起きたのか一瞬よくわからなかったが今わかるのは俺に抱きついていたことだけ

もしかしてでもいやそんなはずは
俺と同じ思いだったってことでいいのか

そうだとしたら嬉しいなぁ

喜びを噛み締めていたけど悟られないように必死にしていたけど
このままはさすがによくない俺が

離れてもらおうと思い声をかけるとちょーじの声が後ろから聞こえてくる


(なんでちょーじが…?)


たまたま通った所に俺が居たからだろうが


まずい

ちょーじも悪気があるわけじゃあないけど
きっとちゃんが振り回されることになる

そう思い俺は彼女を胸の中に隠した
/ 497ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp