第23章 誤解
[十亀条Side]
ちゃんには申し訳ないけど非常事態だ
触ってしまったけどこれ以上はもちろん手を出さないしあとはこういう事をしないつもりだ
それにちょーじに彼女を見せたくないのもある
こんな綺麗な人を見たら惚れるんじゃないかって怖かったから
こんな格好をしているけど意外にもバレず普通に会話ができている
このまま騙されててくれればいいんだけどぉ
それにちゃんはこういう感じの人が少し苦手そうだと思ったから
前鶴の湯のお客さんでたまたまこういう人がいたんだけど
顔が強張っていたイメージがあったから
何回も言うけどちょーじは悪気があるわけではないしいい奴なのは知ってるしぃ
馴れるのに時間はかかるだろうなぁとは思うけど
あとトラウマのように見えたのもあって様子を見てるけど少し青ざめている
俺がいるから安心してほしい
ちゃんをもう誰も傷つけさせないよぉ
たまたま顔が合ったものだからそういう意味も込めて微笑むとホッとしたように見えた
(よかったぁ)
ちゃんが落ち着いてくれたようで安心したのもつかの間そうしたものだからちょーじがやっと気づく
しかも物凄い速いスピードで駆け寄ってきてちゃんがいることがバレてしまった
(ああ〜バレたかぁ…)
でも大声はさすがにまずいかなぁ
そう言ってしまったから仕方ないが周りの人が集まってきてしまう
結果ちゃんの家に移動することになってしまったのだ