第22章 出会いⅢ
そこからは条くんの助けもあってか落ち着いてくれた
とりあえず今日は無理で機会があったらいこうという話になったけどそれでも不服そうな顔つきをしている
[んぅ〜じゃあまた今度かぁ]
[そ…そうですね…]
[それじゃあ明日は!?]
[え…そ…それはぁ…]
ずいっと私に顔を近づけて確認をとる
諦めてくれていないようでどう言おうか悩んでいると
[ちょーじぃ…それはちゃん次第なんじゃないかなぁ…]
やっぱり慣れているのかしょうがない表情で
条くんが間に入って手でこれ以上近づかないようになのか抑えてくれた
さりげなく手助けしてくれて嬉しくてにやけてしまいそうになる
このにやけ顔を見られないようにするのに精一杯だった
[え〜!で…うん…?]
兎耳山さんが根気よく話そうとした時スマホの着信音が聞こえ始めた
誰のだろう私のでもない
どうやら兎耳山さんのスマホのようだ
少し不慣れなのか押すのが遅いようだけど間に合ったようだ
[あ〜もしもし沼ちゃん?]
[ごめん〜まだ慣れてなくて〜]
[え!そうなの!じゃあいかないとっ!]
すぐさま電話を切る
何かあったのだろうかひやっとしていたら
[どうしたのぉ?ちょーじ?]
すぐさま条くんがどうしたのか聞いてくれた
すると
[亀ちゃん!俺今から]
[喧嘩しにいってくるねっ!]
またもやとんでもない発言が聞こえたような気がする