• テキストサイズ

太陽が咲くまで[前編]

第21章 必死


[十亀条Side]
なんで手で止められてるんだ

訳が分からず目をパチクリさせてしまう


(えぇ………)

(もしかして俺ぇ………)


自分のしたことの愚かさにようやく気づく
彼女に同意も得ずなんてことを

申し訳が立たなくて即座に離れ謝る

馬鹿すぎる

言い訳だろうけど最近ちゃんを前にすると歯止めが効かなくなってきた
こんなことをして許されることはないだろう
彼女にとってトラウマと言ってもいいものなのに

絶対嫌われてしまった


怖い


何て言われるかわからなくて頭がずっと上げられない
もう会えないんじゃないのかそんなことまで考えてしまう

そう思っていた


ふと頬に違和感がある
そこから顔が上がり ちゃんの方に向けられていた

(えっ…えぇ…?)

何が何だかよくわからない
俺が気づかなかっただけで近くに来ていたのか状況が把握できない

それと頬を触るのを楽しんでいるような

(気のせいかなぁ……)


どうすればいいかわからない

そんな時にちゃんか話始めたのだ
/ 497ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp