第20章 ※嫉妬
[え…!?明日行くことにしたの…!]
[うん…そう約束しちゃったしぃ]
頭をかきながらあまり気乗りしなさそうだ
仕方なく行くことにした感が出ているけども
話を聞いてみると明日チームに行くことになり小さい子が兎耳山くんというらしく途中まで案内してくれることになったそう
断ったそうだけどあまりの熱意に行かざるをえなくなったとのことだった。
[でもぉ〜別に行かなくてもいいような気がするんだよねぇ]
[そうなの?]
[俺ぇそんなに人と群れるの好きじゃないしぃ]
こんな嫌というか浮かない表情をしているのも初めて見たかもしれない
私もだけど少人数ならまだしも大人数だと色々と気を遣わなきゃだし気持ちはわかる
でも条くんは友達と遊んでいるところをあまり見たことがない
もしかしたらだけど兎耳山くんという人がいい友達になってくれるんではないだろうか
まるで太陽のような笑顔を持つあの子ならって
淡い期待でしかない
勝手なのはよくわかっているつもりだ
仲良くなってくれればいいなとそう感じ私はお節介を始めてしまった