第20章 ※嫉妬
[………ごめん…]
伝わったようだけれどやっぱり自分が納得できないのか謝ってくる
これでは責め続けてしまうだろうから強気でいくしかない
そう思い
(少し荒いけど…ごめん…)
[ごめんはなし…!]
[じゃないとさっきしたことは不問にできないよ]
ギロッと睨みながら脅しをかけた
良心が痛むけどこのくらいしないと条くんは責任を感じ続けるだろうから
[う…うん…]
迫力があったからなのか頷くしかなかったけどまずはこれでよしとすることにして
条くんから手をはなして適度な距離を保ちつつ二人で縁側に腰をかけた
[さて…]
[あと…ごめん…]
[私と別れたあとのことなのだけどどうなったの…?]
それに私はあの連れ去られた後どうなったかも気になっていたからこの際聞いてみることにした