第3章 瓶ラムネ
[十亀条Side]
なんでお姉さんがいるんだ
(え……?えぇ…?)
まさか会いたいとおもったら会えるなんて思わなくてお姉さんに会えたと思うと単純に嬉しかった
なぜ喜んでいるか分からないけど
(ってあれ…だんだん近づいてく………??)
考えているのも束の間
急に俺の前に現れたかと思えばお姉さんにいつの間にか頬を触られていた
[怪我してる!!どうしたの!]]
(え…えぇ…?触られてるのか?)
体がブワッと熱くなる
[ちょ……]
言葉を発して何が起こったかやっと理解できた
(でも流石にこれは………)
(俺どうしたら………)
[早く手当しなきゃおいで!]
言っている意味がわからなかった
[お、、お姉さ……]
考えが整理できない
[ごめん!手を繋ぐね!]
(え…ええ……!?)
俺はお姉さんにつられるがまま鶴の湯に行くことになってしまっていた。