第14章 当日
その後はご飯をを食べ終えて少し休んだらまた屋台を見て回って
私が射的をしたいってお願いしたら快くオッケーしてくれたんだけど全然当たらなくて条くんも挑戦したけど結果は散々
二人で顔を見合わせて笑うしかなくて
あとは水風船を一緒にとったりお面を買ったりして時間を忘れ楽しんでいる自分がいた
[ふぅ〜楽しかった!]
[たのしんでもらってよかったぁ]
さっきご飯を食べたところに戻ってきて瓶ラムネを買って飲んでいた
ひんやりしていて喉がスッキリする爽やかさ
今までの暑さがやっと収まった感じがした
条くんは食べ足りなかったのか今度はじゃがバターを頬張っている
さっきのご飯の量もかなりものだったのに大きな口を開けてみんな完食するものだから唖然としてしまったけど
(ふふ…可愛い)
もう少ししたら条くんもお手伝いに戻らなきゃ行けない
妙な寂しさが募っていた
私がそんな顔をしていたからなのかはわからない
[ちゃん]
[ん?]
何だろうまた何か食べ物を追加するのだろうか
少し間抜けな顔で振り返ってしまって
[遅くなったけどぉ]
[浴衣本当に似合っている]
耳元の近くで囁かれていた