第13章 吐露Ⅲ
[椿Side]
私まさか
に声をかけられてハッと我に返り返事をした
その後は切り替えて普通に振る舞ったつもりだ
彼女は本当に優しい
最初から会った時も私を差別しなくてこうして気遣うのも息をするように上手だし
それが心地よくて
年齢なんて関係ない
最高な親友の一人だと思っている
過去に何があろうともは大切な親友であることは
変わらないし彼女に対してそういった情は抱いてないつもりだった
そう私が勝手に解釈していただけであって
私敏感だと思っていたけれど自分に対してはそうではなかったのかもしれない
今回の件でやっと自覚ができた
梅は確かにかけがえのない人
それは揺るぎない事実
けれど
彼女に対してのこの気持ちは
なにを確かめたかったのかはわからない
私はの顔に近寄っていた