第13章 吐露Ⅲ
[椿Side]
私はの顔を凝視していたのを隠すかのようにこの数ヶ月何をしていただとかそんな世間話をし始めた
なんでこんなことをしてるのか自分でも少し謎だったけれど
でもはこわばっていた顔が少しずつ柔らかくなってきて会話を楽しんでいるようだった
ふと突然来週あたりにお祭りがあることを思い出して2人とも行かないかと誘ってみた
数ヶ月前とはいえあんなことが遭って行きたくないかもしれないと思ったのけれど
もし行きたいと言うのなら
必ず守る
嫌だったらその時は仕方ないけれど
ことはは即答で
でもから予想外の言葉が返ってきた
別の人と行くと
私の勘が間違っていなければ
きっと男だ
聞いてみたら当たりで
まさかと恋バナできると思わなくてかなり舞い上がってしまったけれど
でもなぜかしら
胸がチクチクしているのは
その違和感には覚えがあるけれど私はスルーして話を続けていた