第13章 吐露Ⅲ
[椿Side]
モヤモヤしながら過ごしていたそんな時
彼女から突然電話がかかってきた
すぐスマホに飛びついて出てみると声は少し掠れていたけれど元気そうで
泣きそうになってしまったけれど声が聞けて安堵していた
すぐにでも会いたい
顔をみたかった
けれどの体調や都合も考えて数カ月後にことはと一緒に会うことに決まって
ことはにはこれから電話をかけるらしい
かなり心配してたから覚悟しておきなさいと冗談交じりで話すと
少し笑っていた
辛かったはずのに
でも立ち直れてよかった
の声がいつもと違って上ずっていたのが少し気にはなっていたのだけれど
もしかしたらこの時からあの子は過去のことを話そうとしていのかもしれない