第12章 告白Ⅰ
こうしてなんとか浴衣も決まり、ポトスに戻ってきていた
いつの間にか日も暮れて夕方になっていて私達は少し休憩をしていた
[はぁ…いっぱい買っちゃったわぁ]
[私もぉ…買いすぎたなぁ…]
[そうだねぇ…]
浴衣以外にも買い物してしまって両手が袋だらけになっているということに
いつもはこんなに買わないのに自分でも恐ろしかった
椿ちゃんはふとスマホを見て
[あら、そろそろのこと送らなきゃ]
[悪いけどそろそろ帰るわねことは]
[いきましょ♪]
確かにそろそろ帰らないとおじいちゃんたちも心配するだろうし
それにまた今度会える約束ができたのでそれを楽しみに頑張ろう
正直言うと名残惜しいけど椅子から立ち上がる
[うん…!椿ちゃん…!]
[今日はありがとう…]
[えと…その…ことは……ちゃん…!]
私はお礼を言った
今回本当に色々とお世話になったし感謝しかなかった
それにいつまでもさん付けは良くないかなと思ってしまって言ってしまったのだけれど
ことはさんが少し驚いた後ニコッと微笑みながら
[ふふ…そんな大したことしてないですよ〜]
[じゃあまたねさん、椿]
どうやら大丈夫だったようであんしんした
[うん…!またね!]
[またね♡]
そうして私はことはさんと別れ椿ちゃんと一緒にポトスから出た