第6章 congruencemission~合同任務~
「ふぁー。いつまでやるのこれー?」
晴羅はそう呟いて目をつぶりそうになった。
「ちょっとだまってろ」
三十分前
ブー。
公園の入口に止まったその車は一斉に子供達と周辺の大人達の視線を集めた。(リムジン)
「やあ。三笠くん、晴羅ちゃん。さぁ一緒に来てね。」
無駄に金持ちな為、社長はリムジンを持っている。
「え?なんで?ちょ社長?」
二人はリムジンに無理矢理乗せられ、国会議事堂へ向かった。
そうして3人は第一会議室の前へ向かった。その前には秘書のような女性がいた。
「青原民間警備会社の皆様ですね?どうぞこちらへ」
秘書の女性はニコッとしてドアを開けた。
ぎぃ。
視線がまたもや一気に集まる。
ガヤガヤ。
あちらが騒がしい。
「おい!お前みたいなやつが同業者だと?笑わせるな?」
高校生くらいの男子を睨みつけた。それは、里見蓮太郎だった。
「俺もお前みたいなやつが同業者だなんてふざけるな!」
蓮太郎よりもはるかに大きいサイズの男が挑発のような口調を向けたことに対して反論した。
その男の名前は伊熊将監。(いくましょうげん)IP序列は千番台。
「おい!将監!こんなところでやめておけ。」
三ケ島ロイヤルガーターの社長が将監へ怒鳴ると将監はしれっと戻った。
そのとなりにいた黄緑色の髪の少女は将監のイニシエーターだ。
名前は千寿夏世(せんじゅかよ)
モニターが現れた。モニターに映ったのは聖天子。
「ごきげんよう。皆様。」
聖天子は民警にあいさつした。そのとなりには難いのイィ老父がいた。
天童菊之丞。聖天子のそっきん。
「皆さんを集めたのは、依頼をするためです。」