第3章 時透無一郎
「時透くんは知ってるの?」
「提案したのは甘露寺さんなんだけどね」
「理由は?」
「少しでも皆のやる気になれるようにご褒美的な意味でそうしたらって」
「ご褒美‥‥?」
時透は頷いた
「さんって柱感ないじゃん?ほかの柱みたいに態度も偉そうじゃないしだから柱の中で結構好きな人多いみたい‥それで少しでも最後まで頑張ってほしいからって‥まぁ本気で強くなりたいって思う人もいるけど中にはさんに励まされて頑張ろうってなる人もいるからね」
炭治郎はほかの隊士と楽しそうに話すに目をやった
「さんはそれを知らないの?」
「うん‥不思議だよねさんって‥誰かを特別扱いしたりしないし‥僕には無理だよ‥」