第7章 アブラカタブラ
ジー··。
「よしできた!」
「···(今、撮影と同時に)」
頬にキスされた
カチャ
「····ライオさん、少し席外しますね」
「あぁ。」
ぐいっ
「貴女も行きますよ」
「なっ!」
「さっさと魔法学校に送りますから」
「は、はい!(相変わらず読めない人だな)」
パタン
(素直になれない男前だな~。本当は可愛らしい姿見て言いたかったんだろうに)
すたすた
「あの、オーターさん?パルチザンが大きくて··」
「貸しなさい」
すっ
「···」
すっ··
「···」
シュウウゥ··
(小さくなった)
カチャ。
「全く、貴女は危機感が無さすぎます。貴女の為にと周りが良かれと渡した物でさえ···」
(えっ、私叱られてる··)