第6章 ハグにはうんたらかをやたら
(ゆっくり、ゆっくり顔をあげて)
✿さんの手を握るのは慣れてる
だけどまだ素顔が見れなくて
後ろ姿は見慣れていても··
私みたいな醜いものが見ても··
(いや。私は決めたんだ)
ずっと顔を見たかった私の"好いた人"
「·····!」
やっと全てが見れた時私は初めて感じた
「綺麗な瞳。」
空色と海が混ざった色に白い光がキラキラ。
はわぁ
「凄く···綺麗だ」
「アビスくん··あまり褒めないでください··恥ずかしい//」
「良く見たいので近寄っても?」
ググッ
「アビスくん!?//(何かヤル気出てきてません!?)」
「凄く、綺麗··吸い込まれそうな色··!//」