第6章 ハグにはうんたらかをやたら
「あの··アベルさん?」
じーーー···
「良くみたい」
(何かレアン寮に来るよう言われ来たけど··)
「アベルさん。」
「なんだ」
「私はどこにも行きませんよ?」
「何だ急に」
「··周りの方々皆、泣きそうな顔をするんです。私は1本線ですが昔から他人の気持ちを察する勘は敏感なんです」
「···僕は今どんな顔している」
じー···
「····」
ふぁ~~~ん
「·····(✿が見てる、可愛らしい)」
「アベルさんは、お母さんに会いたそうな顔··アベルさん?」
「···このまま、見ないで」
(·····)
すっ。
なでなで
「見ませんよ。貴方の辛さを私は見ませんから」
「····(やっぱり違う)」
撫でられる手つきが母さんと同じ
僕の母さん