第6章 ハグにはうんたらかをやたら
優しい匂いがするな
心做しか歌が聞こえる
あぁ
もっと聞きたいな
ふっ
「····」
「あっ起きました?言われた通り自室まで抱っこして起きるまで隣にいましたよ」
「·····」
「少し仮眠したから体調も少し良くなりましたね。これは私が作った魔法薬ですから、寝る前や疲れた時に飲んでください」
「✿」
「うん?」
「こっち来てくれ」
すたすた
「どうしまし··!」
どさっ···
「···った~··ランスくん痛くなかったですか?どきますね」
「離れないで」
「····」
「他の奴等ばかり··」
「?(耳塞がれてるから聞こえないな。でも今は離れちゃいけないな)」
(最初からこうしとけば良かった)
最初から俺が···捕まえれば
好きだ
❦ℯꫛᎴ❧