第14章 ちっちゃいこ
「野菜ジュースに豆乳はだめだよ」
「あはは」
「ん?」
「どうしたアリア」
「なんか子猫か何かいません?」
ひょい
「子猫と言うより、子供がいるよ」
むんず
「びゃー!」
『ワースさん』
✿✿✿
ぐすっ
ぐすっ
「~~···っ」
ぽんぽん
「よしよし、もう大丈夫だよ~」
「またご都合魔法だろ、見た感じ記憶も子供になってるな。オーターさんに連絡する」
「レインくんも忙しいのに来てくれてありがとう」
「寮長であり生徒の様子も見るのが当たり前だからな」
チラッ
(ワースの記憶は幼子のまま、あまり騒ぐのも良くないが···)
ぎゅ
「···ママ」
「よしよし。怖くないからね」