第13章 クリーミー
"漆黒の死神"
あの子一族の呼び名
私がまだ小さい時に魔物に襲われそうになったのを助けて貰ったのが出会いじゃった
その魔法使いは空色の深い海色した瞳で
『もう、大丈夫だよ』
と慰めてくれた
じゃが何が噂を呼んだのか、痣無しなど違反する魔法使いを処刑する決まりが出来た時に一族が大半狩られた。
私が成長した時には絶滅の危機であったと聞き
最後に見た処刑場で
再び
空色と深い海色の魔法使いが
『二度と痣無しや死神の狩りをやめてください!私が全てを背負います』
そう呟いた時に
見惚れた
そして
『空が!逃げろ!!』
誰かの声と共に逃げていた
最後に映ったのは
漆黒の雲から放たれた闇の槍
それが処刑場と今回の狩りを企てた奴等を全て消したと聞いた