第13章 クリーミー
に
(にぶちんじゃのぉ···)
この子の闇を知っておるのは私とアビス君のみ
じゃが···いつもいる仲間にも話さないといけないのぉ
「アリアくんよ」
「はい」
「君が信頼する仲間に何かあった時に"死神の力"を使うのか··」
「····」
「無理に答えなくて··」
「使います。記憶はあまり浮かびませんが、昔言われたんです。」
"大切な人の為に死神の力を使いなさい"って
「だから私は、大切な人を守る為ならまた死神になる事も出来ます。」
にこっ
「やはりお転婆一族じゃの、戻って良いが何やら神覚者が来ておるの」
「えっ」
「アリアくんよ、君はその綺麗な空色の瞳を持つ優しき魔法学生じゃ」
「は··はい!」