第8章 吾輩は猫である
✿✿✿
「おや、オーターが指輪してるなんて珍しいですね」
「たまたま見かけたので買っただけです」
ふぁ~~ん
「シャンパンガーネットですね、意味は··真実·友愛」
「······」
「まさかですが」
きっぱり
「渡してない」
きっぱりり
「断じて渡してなどいない」
「何もきっぱり言わなくても···」
「✿は清らかな持ち主ですから」
少しづつ周りを囲んで
少しづつ私だけしか見られないようにする
ゾワアァ!
「びゃっ!」
「どうした」
「何か寒気感じました」
「俺のローブ羽織っておけ」
「レインさん寒くありません?」
「貧弱ではない」
❦ℯꫛᎴ❧