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私のヒーロー [黒尾鉄朗] 【ハイキュー】

第2章 新たな一歩


私はいつも通り登校した。

ドラマみたいに机とか椅子を隠されるみたいな、わかりやすいいじめはないけど、グループに別れる時に分かりやすく無視してきたり、クラスの女子で遊ぶ時に私だけ誘われなかったりと、先生や男子からは分からない具合にいじめられている。

今日は3時間目に秋に行く林間合宿の班分けがある。


また私ぼっちになるんだろうなあ。嫌だなあ。。。

そんなことを考えながら席でぼーっとしていると、チャイムが鳴り1時間目が始まった。
いつも通り1時間目、2時間目と時間が過ぎていき、恐れていた3時間目がやってきた。



「じゃあこの時間中に、林間合宿で一緒に行動する4人から6人の班を作るように。」
そう言って担任の先生は教室から出て行った。



「ひなー!一緒に組もー!」
「いいよー」

「佐藤一緒に組もうぜ」
「おう、原田も誘おうぜ!」



クラス中が班分けで盛り上がってる中、私のことを誘ってくれる友達もいるわけもなく、私は相変わらず1人を極めていた。


はあ。。いつも通り人数足りないとこに数合わせで入ることになりそうだなぁ。。


そう思って、ため息をついていたその時


「さん、もうどこの班入るか決まった?」


急な声に驚き、顔を上げると、昨日初めて話した黒尾くんが私の前に立っていた。


『!?き、きまってない…です』

「おー。じゃあさ、うちの班1人足りないんだけど、もしさんよかったら来ない?」

『逆にいいんですか?私なんかが入っちゃって…』

「俺から誘ってるんだからいいに決まってるじゃん。ただ、、、」

『どうしたんですか?』

「俺の班、男しかいないんだよねえ。」

「あそこにいるのが、俺の班のやつらなんだけど、ちっさい方が夜久で、もう1人が海。あ、夜久にちっさい方とか言ったらキレられるから、今言ったの秘密ね?」

「同じ部活のやつらでさ、組むことなったんだけど、1人たんなくて、さんが入ってくれたらそれはそれは嬉しい限りなんだけどー、、どうかな?」

正直男子しかいない班でやっていけるかは不安だけど、、かといってここで入らなかったらもう入れてもらえることないかもだし、、、

『入りたい!です!』
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