第1章 お嬢様、誘惑する。
「ぁああッッ、やぁ、っぁぁあ…………っ」
駄目。
それ。
ほんと無理。
意識…………。
おかしくなる。
星が、舞う。
「…っ、なんか今日、一段と…………っ」
腰を両手で捕まえながら、ハイセの表情が歪む。
全てが。
愛おしい。
ハイセが纏う空気にさえ、嫉妬するほどに。
ハイセの近くにあるもの全て、排除したいくらいに。
全てを自分のものにしたい。
ハイセを。
あたしだけの、ハイセにしたい。
「すき」
ハイセが。
「だいすき」
ぼんやりと幕がかかった視界の中。
ハイセの漆黒の瞳を見つけて視線を絡めた。
「ぁ、ぁ、ん…………っ、ぁああ!!」
気持ちいい。
気持ちいい。
気持ちくて。
頭。
「はいせ、はいせぇ!!」
目を伏せて。
子宮目掛けて余裕なく腰を振るハイセを視界におさめて。
右手を伸ばせば。
ハイセの左手が、それを受け入れる。
繋がれた右手のひらが、熱を持ち、心地いい。
「きも、ち、よぉ…………っ」
クラクラする。
あ。
キス。
離されていた身体がまた、くっついて。
ハイセの顔が近付く。
噛み付くようにハイセの唇へと自分から近付いて。
お互いに。
貪るように口付けた。
ドクン!!
て。
また。
ハイセのものが流し込まれて。
あ。
だめかも。
頭。
ぐわんぐわん。
する。
意識トびそうになる。
けど。
「んあっ!?」
さっき散々いじめられた蕾へと伸びてきた指先が。
一段と激しくそこを、刺激する。
「…………まだ、寝ないで皇」
余裕なさ気に、口付けて。
ハイセが、腰を打ちつけた。
「…………ハイセ」
愛しい。
ずっとずっと一緒にいたのに。
昨日より今日、もっとハイセを好きになる。
「もっとおく、きて。ハイセ」
もっと愛して。