第16章 君は僕のモノ フョードル
『凄い!!どーなってるの??』
ニコライ「簡単だよー、これをこうしてこうして、、、」
『なるほど!!』
僕の可愛い彼女は、ニコライくんと仲良く話をしている。
僕はその様子を本を読みながら眺めていた。
然し、僕の心は穏やかではない。
ニコライくんはの頭を撫でたり、手を握ったりとスキンシップがかなり多い。
もで全く気にしていない様子です。
「お仕置きをしないといけませんね、、、、。」
自然と口角が上がりそうになるのを必死に押さえ込み、彼女に声をかける。
「、そろそろ行きますよ。」
『はーい!じゃあね、ニコライくん!』
ニコライ「ああ、またね!ちゃんっとフョードルくん」
彼は何かを察したようで、僕に意味ありげな視線だけを送ってきた。
「随分と彼と仲が善いですね?」
『だってニコライくん面白いんだもん。』
無邪気な笑顔を向ける、堪らなく愛おしい。
でも、その無邪気な笑顔は僕だけに向けるものでいいんです。
隠れ家へと着き、彼女に紅茶を淹れてあげた。
『ありがとう!いい香り』
「とても美味しい茶葉を見つけたんです。飲んでみて下さい。」
『頂きます、、、凄く美味しい!!』
何の疑いもなく紅茶を飲む彼女でしたが、2、3口ほど紅茶を飲み、、、、。
『zzzz』
深い眠りについた。
そっと彼女の唇にキスを落とす。
然し彼女は目覚めない。